運動が嫌いなんじゃない、体育の授業が嫌いなんだよね

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運動が嫌いなんじゃない、体育の授業が嫌いなんだよね

みなさん、体育って好きでしたか?
私は大っき嫌いでしたw

運動音痴だからって言うのもあるんだけど・・・・

みんな本当に体を動かしたりすることが嫌いなのかな??って
思ったことないですか?

運動音痴だって友達と楽しくバドミントンやテニスしたり、バスケしたり
健康のために家の周りをランニングやウォーキングしたり。
ときには子供と縄跳びしたり。男子だったら家族や友達とサッカーや野球したりするときは
全然嫌じゃなくないですか?

でも学校の授業でのバスケとかバレーとか持久走とかってすっごく嫌じゃないですか?

これってきっと運動そのものが嫌いなんじゃなくて、学校の授業の中で行うことが
イヤなんじゃないかなって個人的には思っているんですよね。

私の経験談を書きますね。
(スタンドFMでもこのことについて配信しています)

小学生でバレーの授業のときに言われた先生からの言葉。
「さとこ!ふざけてんのか!!!」

先生の投げたボールをトスで返すというものなんですが、トスの形にした三角の
手の間からボールが落ちて顔面で「ばい〜ん」と受けてしまいましたw
焦った私は内心パニック。とってもこわいバレー部顧問の先生が担任で
その担任が体育の授業でバレーを指導。そりゃあ熱くなるのはわかるんですけどね。
いつもヒステリックに教室で怒っているから、怖さは重々承知。
次こそはちゃんとボール返さなきゃ!って焦りだけが先走る私。

で、次は先生が投げたボールをレシーブで返します。
が、緊張した私は力が入りすぎて、レシーブしたボールは真後ろに飛んで行きましたw

この時に放たれた言葉が「さとこ!ふざけんてんのか!!!」です。

ふざけてんなんていませんよ、怒られるのこわいし、クラスの男子も女子もみんな
見てるなかで、うまくボール返せないってだけで顔から火がでるほど恥ずかしいんです。
小学校高学年ともなれば異性も意識していますし、羞恥心だってありますよ。

泣きたい気持ちをぐっとこらえておちゃらけて友達の前で
「やっちゃった〜」って笑ってみせたけど、心のなかでは
「消えてしまいたい」って思うくらい恥ずかしくて・・・・
下を向いたら涙が落ちてしまいそうだから、手の甲をぎゅっとつねって泣くのを
我慢したんだよね。

まあこんな先生ばっかりじゃないし、すごくいい先生もいましたしね。
学校の先生ってすごく大変で、ある意味ブラック企業なみにサービス残業あるって聞くし。
特に公立だと決められた通りに授業しないといけないみたいですからね。
知り合いの小学校の先生は、自分の理想とは違う教育現場で板挟みになり
結局退職されてしまった方がいました。

さて、話を戻してその後クラス対抗の球技大会なんてものがあるんですけどね。
みんな「対抗」となると燃える子は燃えるんですよ。
担任も燃えるわけですよ。そりゃ勝ちたいよね、私だって勝ちたい。
負けたいなんて思う人はめったにいないと思うんですよね。

勘の言い方または私の音声配信を聞いてくださった方はお気づきかもしれませんが
この「クラス対抗」ってプレッシャーが、運動音痴な子供をどれほど
追い詰めるのか・・・おわかり頂けますでしょうか?

とにかく足を引っ張らないようになるべくボールに触れないようにすることばかりに
神経を集中していてとても球技大会を楽しめる感じではありません。

娘達に聞いてみたら同じようなことを言っていました。

まぁ長い人生、良いことも嫌なことも経験していくのも大事なので
こういった集団生活の中でちょっと窮屈さを感じることとか、嫌な思いをすることで
相手を思いやる気持ちも生まれるのかもしれないんですけれどね。
でも、もし、もしも少しだけ先生に余裕があるのならその一致団結してクラスが1つに
なるって大事な経験にプラスして、うまく参加できなかった、失敗しちゃった子が原因で
勝てなかったときのフォローの仕方とか、そういうときの接し方って言うのも一緒に学べる
授業だともう少し違うのかなあと思います。

クラスを仕切っていた昔でいう「つっぱり君」結構こういう行事で熱くなることが多くて
「お前ら、絶対○組に勝つぞ!わかってんな!」
なんて号令かけられた日には、運動音痴な私はもう学校なんて行きたくない〜
お腹痛くならないかな、熱出ないかなとか考えて生きた心地がしませんでしたね。

なんとか話す機会を作り、自分は球技が苦手と伝えると
「なら苦手なやつはボールさわるなよ、バレー部のやつがフォローいけ、わかったな」

ひたすら当日はボールが来そうになったら「お願い!」といって私は逃げて
できる子がレシーブやトスをしてくれました。
バスケのときは私には絶対パスしないようお願いし、ドッジボールのときは
さっさと当たって外野に行くという行動です。

球技大会、勝っても嬉しさはあんまりなかったな。
活躍できた子たちは本当に楽しそうだったけど。
先生も
「よくやった!これでこそ俺の生徒だ!」
みたいに熱血先生感だしていたけど・・・
今思うと一部の子を除いて、本当に楽しめていたのかな?ってふと思ってしまいました。

この記事を書くまで眠っていた、いや封印にしていた過去の嫌な思い出なので
すっかり忘れていました。

いまの私から当時の私へ。
「よく頑張ったね。きっと未来はバレーもバスケもドッジボールもない
大人の世界が待っているから安心して!」と言ってあげたいw

体育ができる人には、体育が出来ない人の気持はきっとわかって貰えないのかも
しれませんね。
人の痛みが分かる子に、なんて言っていますが、体育に関しては痛みなんて
わかってもらえていない気がします。

努力してできることと出来ないことがあると思います。
どんなに頑張っても50メートル走9秒台の子が7秒台にはならない。

そもそも体育の授業の目的って何なんだろうと思って検索してみたのよ。
「体育の授業の目的」で検索してみて。文科省のページが出てきて
意義とかが書かれています。

この中の「フェアプレーに関する態度」って項目があります。
ここ、あんまり重要視されていなかったな昭和の時代は。
令和の今はいくらか違うのかな?

「巧みに体を動かす身体能力」っていうのもありました。
これって外遊びを沢山すればある程度できそうね。
五感を使った遊びが大事なのはきっとこういうことでしょうね。

昔はよく遊んでいた、縄跳び、ゴムとび、かくれんぼ、鬼ごっこ、ドロ刑、
だるまさんがころんだ、うんてい、ブランコ、滑り台、砂遊び、粘土遊び、泥団子作りなどなど。

空き地も無いし、公園でボール遊びは禁止だから野球やサッカーも出来ないし
凧揚げなんかも出来ないですよね。

本来の目的の一つでもある、
「生涯にわたってスポーツに親しむための身体能力」
を身につけるためには、
「体育で恥をかく」「勝ち負けのプレッシャー」「みんなのまえで晒される」
こういった感情がある授業では、本当に運動を楽しめない気がしています。

本当はもっと色々と熱い思いを書いていたんですが
何故か下書きをしたのに2時間かけて書いた記事が
全部消えていたので、その時の熱量よりは下がってしまい淡々と書いてしまいました。
これはこれでよし、としますかね。
感情的に書いていたからこの倍の長さあったしw

次は水泳で、女子が休むときに具体的な理由を言わなきゃいけなかったこととか
移動教室と体育が続いたとき、着替えの時間考慮したらおトイレに行けないよーって言う
女子って大変なんだよ、先生わかってって記事を書いてみたいと思います。

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