凍結マダム Ⅶ

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凍結マダム Ⅶ

               家猫 VS 外猫

外猫のニャン生は過酷そのものだ。夏の猛暑や冬の極寒に耐えて暮らさねばならないのだから。
そして日々の食事の保持継続。餌遣りをしてくれる人間が近辺にいる場合はラッキーだ。それも後始末等でトラブルがつきものなのが実情。自由と引き換えに事故や病気のリスクもあるし、猫嫌いな人間からは邪見にされるで難儀なことだ。

イラっとしたあるツイートがある。
外猫は外に住まわせてもらっているのを忘れずに!、だったかな?自分にはあり得ないコメントです。

自分の敷地ならいざ知らず、公共の場所をあたかも自分の土地のようなドヤ発言・・
この人なんか勘違いしているのでは?
地球上は人間だけでなく生きとし生ける全ての生き物が共有しているはず。しかし北方領土問題も大国がセコイ真似して横取りして今だ解決していないのが現実です。

         保健所のタイムリミット

保健所に収容された何頭もの犬や猫がTwitter上で載せられている。
そして必ず期限が引っ付いている。収容される期限なのか命の期限なのか?
辛い記憶がある。
可愛い子犬の写真が載りお迎えを乞う文面があとに続く。誰か良い里親をと願わずにはいられない。しかし期限が過ぎてすぐに殺処分されました、と書かれていた時のショックは忘れられません。おまけに母犬が命をかけて生んだ子犬という件まで・・
子犬の愛くるしい瞳を思い出して暫く苦しかった。殺処分の報告した人の嘆きも凄かったけど自分もこれ以上もう見たくないというのが本音でした。
県によってすぐに処分する所と緩やかな所の差があるのも謎。
迅速に仕事を全うしおうとする方針が容赦なく即殺処分に結びついているのかどうか判りませんが、馴れ合いの割り切ったお役所仕事とどうしても感じてしまうのです。
各保健所にも当然ジレンマはあるのを少しは理解していますが。

かたや家猫は動物病院にも連れて行ってもらえ余裕のない人はクラファンを利用して命を死守しようと努力する。ひとつの同じ命の扱いがこれほど不平等なのはどうしてなのか?
凸凹で理不尽な世の中を思い知りました。
なんにせよ保健所は動物のアウシュビッツのように見え今でも近づけません。
自分は長年里親会のボランティア活動をしてきました。
理由は動物が大好きだからです。現在は野良出身の雄猫と雌猫が家にいます。
動物譲渡や物資および金銭の支援に携わってきましたが次回はクラファンなど掘り下げてその話をしようと思います。

                         (つづく)

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