税務署職員からうその投資話で55万円だましとった疑い　20代の詐欺グループ逮捕

税務署の職員にうその投資話をもちかけ、現金をだましとったとして、いずれも20代の詐欺グループメンバーが逮捕されました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、住居不定の会社役員・鈴木廉容疑者（24）と東京・葛飾区の会社役員・本田匠容疑者（23）、
練馬区の無職・伊藤智也容疑者（25）です。

警察によりますと、鈴木容疑者らは2020年10月、神奈川県に住む税務署職員の男性（当時26歳）に企業の売掛債権を買い取る「ファクタリング」の名目でうその投資話を持ちかけ、
現金55万円をだましとった疑いがもたれています。

鈴木容疑者らは別の女性を介してマッチングアプリを通じて職員の男性に接触し、
その後、容疑者らが運営するSNSのグループに入会させ、投資に関する情報を共有していたということです。

鈴木容疑者は全国に拠点をおく15人ほどの詐欺グループの統括役とみられ、警察は同様の手口でおよそ130人から9000万円ほどをだましとったとみて捜査しています。