テレビ静岡NEWS
2022年9月 裾野市民文化センターでスプリンクラーが突然作動した楽団の楽器が水浸しになった問題で、和解に向けた動きです。
静岡県裾野市は楽団に対し、和解金の支払いに向けて協議を申し入れる考えを明らかにしました。
2022年9月 裾野市民文化センターでスプリンクラーが突然作動し、公演の準備をしていた「シンフォニエッタ静岡」のメンバー5人がケガをしたほか、楽器100点以上が水につかりました。
裾野市が設置した事故調査委員会は、27日 裾野市に対し「事故原因は特定できなかった」とする最終報告を行いました。
これを受け裾野市の村田悠市長は28日夕方 臨時会見を開き、楽団に対し和解金を支払うために協議を申し入れる考えを明らかにしました。
裾野市・村田 悠 市長:
本件の解決のため、シンフォニエッタ静岡様への和解金支払いに向け協議を申し入れたいと考えています。負傷した楽団員の皆さん、そして大切な楽器を損なわれた方のご心痛は計り知れず、当市を訪れた方がこのような被害にあわれたことは、いまだに心苦しく思っています
裾野市はこれまで「市の責任が明らかにならなければ税金を使って補償はできない」としていましたが、「市に責任がある可能性は排除できない」として和解金を支払うことにしたということです。