殺害予告や脅迫が続いたことについて、神奈川県弁護士会はトランスジェンダーへのヘイトクライムを非難し
差別禁止の立法を求める会長声明を発表した。十四日付。
声明では、性的指向や性自認を理由にした差別は、個人の尊重を定めた憲法一三条などに反し
「決して許されるものではない」と強調。性的少数者に対する差別的発言が多い現状が
ヘイトクライムを引き起こす危険性を指摘した。
殺害予告を巡っては、自由法曹団神奈川支部も声明を発表。
トランスジェンダー女性について、性暴力の加害者であるかのような言論がみられることに懸念を示し「一方的にレッテルを貼り
犯罪とひも付ける言動は差別そのもので、到底看過できない」と強く非難した。(森田真奈子)