12/28(木) 17:45配信
吉村洋文知事は官公庁で仕事納めとなった28日、府庁で記者団の取材に応じ、「数年分の内容のある年だった。充実していた」と述べ、4月9日投開票の知事選で再選を果たし2期目に入って以降、さまざまな課題や政策に対応した1年を振り返った。
吉村氏は知事選で争点になったカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致について、4月の国による区域整備計画認定などを振り返り「賛否はあるが軌道に乗せた」と強調。2025年大阪・関西万博を巡っては今秋以降、会場建設費の増額について議会などでの釈明に追われたが「来年は開催効果を示すターム(期間)になる」として、機運醸成などに取り組むとした。
政策面では知事選で公約に掲げた高校授業料の完全無償化について私学団体との協議をまとめ、来年度からの段階的導入に筋道を付けたことをアピール。5月に新型コロナウイルスの感染症法上の分類が「5類」に引き下げられたことについては「社会経済が戻った1年。成長モードを加速させたい」と抱負を語った。