オプトアウトの権利は大型契約の付帯条件として含まれることが多く、主に選手が契約内容を見直すために用いられる。しかし、ローゼンタール記者は大谷の目的は「ドジャースの人事に特定の変更があった場合、選手は変更があったシーズンの終わりに契約を解除できる」と説明。ただし、「特定の変更」については「これが誰を指しているのかは現在のところ不明」と続けた。
同記者はオプトアウト権のほかに「選手は球団の慈善団体に(年俸の)1%を超えない金額を寄付する」、「レギュラーシーズンとポストシーズンの全試合でドジャースタジアムのスイート席を与えられ、通訳を提供する」といった付帯条件を紹介した。
大谷の契約に関しては、契約期間中に選手に支払われる年俸は1年あたり200万ドル(約2億9000万円)だけで、総年俸の97%にあたる6億8000万ドル(約986億円)は契約満了後の34年から10年間、分割で支払われることが判明。大谷が球団財政を考慮して提案した後払い条項は物議を醸している。