市教育委員会によると、同校の教諭がインターネットで見つけたイラストを無料で使用できるフリー素材と思い込み、2016年9月のほけんだよりに転載した。ほけんだよりはHPにも掲載されていた。
今年7月、作者の代理人弁護士から同校に使用料の支払いを求める請求書が届き、無断使用が判明した。教諭はフリー素材をうたったサイトから問題のイラストを転載していたが、市教委が利用規約を調べたところ、使用料が発生する旨、明記されていたという。
また、ほけんだよりをHPで公開したのは3年間で、その後は削除していたが、サーバーにデータが残っていたため、今年まで7年間の使用料相当額として25万3000円を支払うことで示談が成立したという。
市教委は今回の事態を受け、各校に対し、HPなどに転載しているイラストの利用規約を改めてチェックするよう通知した。