3日朝、近くに住む男(42)がひき逃げなどの疑いで逮捕されました。
【写真を見る】「小動物にぶつかったような感覚だった」会津若松市で女性倒れ死亡 ひき逃げの疑いで近所の男(42)逮捕 福島
関根佑記者
「逮捕された男は現場から50メートルほどのところに住んでいて、現場となった駐車場を借りていた人物でした。」
過失運転致死とひき逃げの疑いで逮捕されたのは会津若松市旭町の飲食店店員・高橋辰典容疑者(42)です。
高橋容疑者は1日午前6時半ごろ、会津若松市旭町の住宅街にある駐車場で、近くに住む石山貞さん(88)を車ではねて逃げ死亡させた疑いが持たれています。
この事件は当初、クマによる被害の可能性もあるとみられていましたが、遺体の状況や血が付いたタイヤ痕が見つかり、警察はひき逃げの疑いもあるとみて防犯カメラの映像の分析や駐車場の出入りを調べていました。
そして駐車場を借りていた高橋容疑者の車の底に人と接触したあとや車の前の部分にぶつかった痕跡を確認したことから、高橋容疑者から事情を聞いていました。
そしてひき逃げなどの容疑が固まったとして、3日午前7時すぎに逮捕しました。調べに対して、高橋容疑者は「人とぶつかる事故を起こしたことは間違いないが、小動物にぶつかったような感覚だった」と話し、容疑を一部否認しているということです。警察では高橋容疑者が石山さんをひいた経緯を詳しく調べています。
現場はJR会津若松駅や鶴ヶ城から1キロあまり離れた住宅街の駐車場で、駐車場は死亡した石山さんが所有していて石山さんはほぼ毎日早朝、駐車場を通って散歩に出かけるなどしていたということです。