弁護士ドットコムニュース
弁護士ドットコムがLINEで飲食店でのトラブルについて、体験談を募集したところ、多くの反響があった。その一つが、値段は同じなのに男女の客で提供されるご飯の量に違いがあった、というもの。
ある女性は「よく食べる方なので、定食屋のランチが、女性だとご飯を勝手に小盛りにしているのが腹が立ちます。それなら一言聞いてくれたらいいのにと思います」との体験談を寄せた。
また別の女性の場合、お気に入りの喫茶店のランチメニュー(オムライス)が「極端に小盛りになった」ことをきっかけに、この店に足を運ばなくなってしまった。
「夫婦で行って明らかに私のお皿の量が少ない! 女だからと小食と決めつけんなや! 腹減っとるんや! 小盛りするなら値段も小盛りにせえよ!もちろん言えませんが。大食の男との差額を負担する気にはなりません」
男女で提供される量が少ないという問題は決して珍しくないが、法的にはどう考えられるだろうか。河野晃弁護士に聞いた。
●男女同一料金なのに、ご飯の量に違い
――男女の料金が同じでありながら、断りもなく提供量に違いがある場合、全額返金や差額料金の返金を要求できるのでしょうか?