突然車道に飛び出し、危険な横断を繰り返した。
目撃者「普通に周りから見ても、かなり危ないですね。平然とした顔で渡っているわけですから」
真夜中の住宅街に、なぜ撮り鉄がいるのか。
8月31日、東京・江東区。
隅田川に架かる橋のそばの道路に、次々と、スピードを上げた車が集結。
撮り鉄が乗っているとみられる車は、すぐさま路上に駐車した。
目撃者によると、駐車禁止のエリアに、道路をふさぐように車を止めていたという。
目撃した男性は、撮り鉄たちの車の運転に恐怖を覚えたと話す。
目撃者「急に車が突っ込むような形で接近したので、びっくりしました。事故になっていたかもと思うとゾッとしますね」
撮り鉄たちは車から降りると、車道を横切る危険な横断を始めた。
人が「横からだな」と言うと、全員がどこかに走って向かっていく。
さらには、車道に出て、何かを待っている様子の撮り鉄も。
すると、お目当てのものが姿を現した。
道路を走ってきたのは、地下鉄都営大江戸線の新型車両。
交通量の少ない深夜に、トレーラーに載せて陸送していた。
年に数回しかない貴重な瞬間をカメラに収めようと、撮り鉄らは猛ダッシュで、真新しい地下鉄の車両を追いかけていく。