海自幹部で相次ぐパワハラ処分 「耐えて当たり前」の空気どうなくす
総務局によると、理事は3月と4月、勤務時間外にあった懇親会で、女性職員に「お前を愛している」「お前の顔がタイプだ」などと言って、容姿を話題にしたり好意を示したりする不適切な言動を繰り返した。被害女性からの相談があり発覚したという。
ほかに9人の懲戒処分も発表した。主税局の男性主事(42)は延べ126時間の早退と遅刻をしたとして停職6カ月。事前に承認を得た時間より早めの出退勤を繰り返しており、欠勤分の給与百数十万円はすでに全額返還されたという。管理監督責任を問われ、当時の上司も戒告処分とされた。
福祉局の女性主事(25)は、デートの見返りに金品をもらう「パパ活」を繰り返し、地方公務員法の規定(営利企業などの従事制限)に違反したとして減給1カ月(10分の1)。2021年11月~22年4月にマッチングサイトで知り合った複数の男性との飲食で計約22万円の収入を得た。「ご飯を食べながら色んな職業の人から話を聞くのが面白いと思った」と話しているという。
また、盗んだ自転車で酒気帯び運転をした都市整備局の男性主事(45)は停職3カ月とされた。(太田原奈都乃)