京都・祇園のビルで、客に「バカラ賭博」をさせたなどとして、店の経営者や従業員あわせて6人が逮捕されました。
経営者と従業員1人が黙秘していて、残る4人の従業員は容疑を認めているということです。
逮捕されたのは、京都市南区の経営者、川島陽二容疑者(38)と27歳から55歳までの従業員5人のあわせて6人です。
警察によりますと、川島容疑者ら6人は、2日午後10時すぎ、京都市東山区の祇園のビルの1室で、手数料を取って、客にトランプを使った「バカラ賭博」をさせていたなどとして、賭博開帳図利の疑いがもたれています。
警察が2日の夜、店に捜索に入り、バカラ台のほか、店側が管理していたとみられるおよそ560万円の現金などを押収したということです。
警察によりますと、調べに対して、川島容疑者は「経営者であることは間違いありませんが、詳しいことは黙秘します」と話しているほか、従業員1人が黙秘し、残る4人は容疑を認めているということです。
また、警察は、現場にいた客とみられる20代から50代の6人も逮捕していて、このうち5人は容疑を認め、証拠隠滅のおそれがないなどとして、釈放されました。
1人は、容疑を否認しているということです。
店の内外には監視カメラが設置され、扉も二重になっていたということで、警察は、経営の実態や資金の流れを詳しく調べることにしています。