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中古車販売大手のビッグモーターが保険金の不正請求をしていた問題で、損害保険ジャパンは28日、ビッグモーターとの代理店委託契約を終了し、損害賠償請求の準備に着手したことを発表した。
【謝罪文】不正請求を認識できず…ビッグモーターへ厳しい言葉の損害保険ジャパン
損保ジャパンは「ビッグモーター社による自動車保険金の不正請求につきまして、お客さま、代理店の皆さまおよび関係者の方々に、大変なご迷惑とご心配をおかけしておりますことを心からお詫び申し上げます」と謝罪。「ビッグモーター社が行った器物損壊や自動車保険金の不正請求は、当社のお客さまだけではなく、社会全体に大きな影響を与える事件であると極めて厳粛に受け止めており、ビッグモーター社との代理店委託契約の終了と民事上の損害賠償請求を行う準備に着手いたしました。今後、ご加入されているお客さまの保護を最優先といたしまして、必要な手続きを進めてまいります」と記した。
また「ビッグモーター社の不正請求に関する、過去の当社出向者の関与の有無や昨年の入庫紹介再開時の経緯等につきまして、7月26日に設置いたしました社外調査委員会により、全容を解明して公表いたします。不適切な行為が判明した場合には厳正に対処いたします」としている。
被害を受けた可能性のある客からの問い合わせを受け付ける専用窓口を8月1日に開設するとした。