南日本新聞鹿児島県天城町は12日、徳之島3町ネコ対策協議会事務局の事務手続きにおいて、不適切な会計処理に加え、149万円を着服したとして、30代の農地整備課職員を同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。6月30日に全額が弁済され、刑事告訴はしない方針。町によると、職員は3月までくらしと税務課内の同事務局に在籍。4月から後任が作業をする中で未発注事務を確認した。関連業務を精査したところ、入力誤りや計算ミスなどが判明した。
監査委員の指摘などで通帳や伝票、請求書などを調査すると、6月24日に149万円の使途不明金が発覚。職員に確認したところ、着服を認めた。
ネコ対策協議会は希少動物の保護などを目的とし、徳之島3町がそれぞれ負担金を出資し設置。ノネコの譲渡先が見つかるまでの一時保護施設の運営などをしている。