父重弘さん(65)は10日未明、自宅近くの三国橋から転落死していた。
玉井容疑者は「仕事ができず、嫌気が差して父親を道連れに自殺しようと考えた」と容疑を認めているという。
逮捕容疑は10日午前1時ごろ、淀川区西三国4の三国橋で重弘さんの両足をつかみ、欄干(高さ約1・2メートル)を乗り越えさせ、下を流れる神崎川に投げ落として殺害したとしている。
捜査1課によると、玉井容疑者は両親と弟、妹との5人暮らし。母親が10日午前7時45分ごろ、「息子が橋の上から父親を投げたと言っている」と110番していた。
玉井容疑者は父親の夕食に睡眠薬を混ぜてレンタカーで連れ出したといい、「自分も別の場所で川に飛び込んだが死にきれなかった」などと供述しているという。
【郡悠介】