7日で73周年を迎えます。そのうち真っ先に病院船を派遣する支援意向を表明したのは、当時の韓国とは関係が薄かったデンマークでした。
ところが、文在寅(ムン・ジェイン)政権はデンマークを国連軍司令部から除外すると一方的に通告し、
外交上の対立が起きていたことが明らかになりました。なぜそんなことが起きたのか、ユン・ドンビン記者の独自報道です。
【TV朝鮮ニュース動画】文政権、デンマークに「国連司令部除外」を一方的に通告
https://youtu.be/BSK24VvZAUM
(リポート)
国連軍司令部は1950年に6・25戦争が起きた直後、韓国を支援するために国連安保理決議で創設されました。
戦闘兵力を派遣した14カ国と医療支援を行った3カ国の計17カ国が現在の構成国となっています。
ところが、2019年8月、文在寅政権の韓国国防部は「戦闘兵力を派遣した国だけが国連軍司令部に参謀を派遣できる」と通告しました。
戦争当時、病院船と630人規模の医療スタッフを派遣したデンマークを国連軍司令部参謀部から除外する内容です。
北朝鮮は終戦宣言を目指す文在寅政権に対し、国連軍司令部の解体を求めていました。
(北朝鮮のキム・インチョル国連代表部書記官=2018年10月)
「韓国にある国連軍司令部は怪物のような組織です。 早期に解体されるべきです」
在韓デンマーク大使館は外交問題であるため、公式な立場を表明しませんでしたが、当時の記録からは対応に苦慮した状況がうかがえます。
デンマーク大使館は「韓国がデンマークを6・25戦争の戦力提供国として認めないことには同意できない」
「デンマークの国連軍司令部での活動と貢献を全面的に見直す」と韓国政府に伝えました。
2021年5月には国連軍司令部も韓国国防省に書簡で懸念を表明しました。
しかし、文在寅政権は方針を変えず、デンマークの将校には結局ビザが下りませんでした。
デンマークは尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権発足後の今年初めに国連軍司令部に復帰しました。
TV朝鮮のユン・ドンビンがお伝えしました。