【ネタバレあり】『推しの子』6話の感想!

【ネタバレあり】『推しの子』6話の感想!

【ネタバレあり】『推しの子』6話の感想!

【注意】この記事にはネタバレが含まれます!!!

ごきげんよう、アニメが好きな同志諸君!
ライターの東雲あかりだゾ!

今回は2023年春アニメの『推しの子』6話を視聴した感想を書いたよ!

ルビーとかなのシーンが無かったら、視聴に耐えられないぐらい、しんどかったと思うw

 



ストーリーごとの解説

窮地に立たされるあかね

恋愛リアリティショーの撮影も快調だったけど、役者であるあかねはイマイチ活躍の場が開けないでいる。

まぁ~あかねは役者だから、多分与えられた役を演じることはできるけど、こういう自分で考えて立ち回らないといけないって状況には慣れていないと思うんだよね。だから、普通の役作り同様いろんな人にアドバイスを聞いて役作りをしようと試みわけだね。ただ、その方式はこの番組と相性悪くて、多分制作側は明確な意思を持って演出や脚色をする気がないんだよね。

劇映画やドラマだったら監督がこの役はこういう人物でこういう動きをして欲しいって明確な意思があって、キャスト、助監督などすべてのスタッフがその解釈をすり合わせていくんだけど、今回の場合はそれがないから、誰に聞いても明確に役を掴めることはないんだよね。

活躍のないままなので、ネットでの評判は空気扱い。そんな状況を脱しようと、あかねは演出から言われたヒール役を演じることを決意する。

だが、ヒール役は嫌われ役。空気的な存在から一気に嫌われ役になってしまう。その上、元来積極的な性格じゃないから、出演時間自体も短く所属事務所の社長がマネージャーを恫喝する始末。

これは申し訳ないけど、マネージャー無能だね~~~~~。
社長の恫喝はパワハラなんだけど、言っていることは筋が通っているんだよねぇ~残念ながら。
だから、マネージャーは防波堤になるのはもちろんだけど(というかそれが仕事なんだから全うして当然)自分が担当するタレントが仕事で上手くいっていないなら、どうやって上手くいくか考えたりアドバイスするのも勤めなんだよね。もっとも事務しか担当しない事務所とかもあるし、プロデューサー兼業のマネージャー(アイマスのPを想像すると分かりやすい。)もいるからこれよって話は変わってくるんだけど、あたしは作品の流れから後者であると推定して話をしているよ。それをせず、ただタレントにがんばれとしか言わないのは、それはそれで不真面目なんだよね、あたしからすれば。

と、自分の活躍が目立っていないせいで、世間からの評価は悪いままな上に、周りの人にまで嫌な思いをさせてしまっている現状にあかねはどんどん自分を追い込んでしまう。

そんな焦りからか、あかねは撮影中に芸能界では絶対にやってはいけない、とんでもないミスをしてしまう!!!!!
そしてあろうことか、その部分が放映されてしまったのである!!!!

えぇ~そこ使う?!?!?!
完全なるNGシーンを盛り上げるために使うかよ……。

全体の感想・考察・展開予想など


©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

赤坂アカの真髄が良く出ていたと言える回だったね。

今回の話が、フジテレビのテラスハウス事件を元にしているのは言うまでもないよね。
映像の世界では、撮影時にどんな演出や脚色……視聴者の言葉でいうなら「ヤラセ」が無かったとしても最終的には編集するわけで、そこには演者以外の人の意思が介在するわけなんだよね。だからテレビやモニターから映し出される映像は全て紛い物であるって認識で見なきゃいけないんだけど、残念ながらそれが理解できない人が存在するのもまた事実なんだよね。
フジの事件ではそのことを理解できない層がメチャクチャ叩いた結果、周知のようになってしまったわけなんだよね。(もちろんこの事件に関しては制作側の過失もあるけど、ここでは割愛する。)

この事件の時に感じたネット民に対する憤り赤坂先生は今回の話で描いたとあたしはそう解釈したね。
コンテンツをコンテンツとして理解できない奴が、映像では描かれていない裏の事情も知らずに、好き勝手に言いたい放題であるという現状に対して痛烈に批判したわけだね。

また、これはあたし個人の勝手な感想なんだけど、サブテーマとしては無責任なテレビ制作に対する批判もあると思うんだよね。
今回は演者に一切演出をしていないんだけど、画的に美味しい所(視聴率が稼げそうなところ)は意識して編集しているんだよね。つまり、制作が事実を意図的に改変しているのにも関わらず、その内容は演者の責任ってことにしているんだよね。
あかねの行動は、確かにあかねの問題だけど、感極まったせいで起きてしまった言わば事故で、その後は問題が無かったはず。だけど制作側はそれを見どころにしたいが為に、あかねが恣意的にやったこととして編集しているんだよね。もちろんその先の内容はテレビ的に出せないとは当然なんだけど、当人たちが意図していない状況に改ざんしているにも関わらず、「続きは自分たちで何とかしてよwまぁ~アドバイスはするけどさ~」というスタンスは、映像制作においてこれほど無責任なことはないんだよね。(まぁ、そもそも演出しない時点で無責任なんだけど、この手の番組だとヤラセって言われるから難しい所ではある。)

大分長くなってしまったけど、今回のお話を視聴し、この感想を読んだ同志たちは、是非「ネット怖い」「リアリティショーはクソ」という気持ちから、さらに一歩踏み出して、(普段からああいう叩きみたいなことはしていないと承知しているけど)この赤坂アカ先生からの批判を受け止めて、自分たちからは見えない他人のバックグラウンドを思いやったり、作品を見るときのスタンスなど、観客・視聴者としてのモラルって言うものについて改めて考えるきっかけにして欲しいね。

 

いや~それにしても、自分の感情や主張をプラカードにすることなく、エンタメとして物語に落とし込みつつも、しっかりと観客に伝えてくるこのストーリー力。すごいよねぇ~。

 


最後に

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