気づけば大人になってしまった…今でも続きが気になる少女漫画の“未完の名作”たち

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気づけば大人になってしまった…今でも続きが気になる少女漫画の“未完の名作”たち

1: まんがとあにめ 2023/05/15(月) 07:28:54.25

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ふたまん2023.05.15
https://futaman.futabanet.jp/articles/-/124147

■連載から48年! いまだ未完の超大作!『ガラスの仮面』
1975年の連載開始から48年経った今も完結していない名作漫画と言えば『ガラスの仮面』を思い出す人も少なくないはずだ。

『花とゆめ』(白泉社)で連載が開始した本作は、1997年に本誌での連載を終了。1998年にコミックス41巻、2004年には書き下ろしとなる42巻が発売され、2008年からは『別冊花とゆめ』で42巻以降の物語が連載されるようになった。

しかし2018年をもって『別冊花とゆめ』が休刊することになり、それ以降『ガラスの仮面』の続きを見られていない。

2012年に発売されたコミックス49巻を最後に沈黙している本作。長期休載の詳しい休載理由は明かされておらず、“打ち切り”の噂も流れていたようだ。

しかし、これに対し、作者の美内すずえさんは、2021年4月14日に自身のツイッターで、本作について「続編を諦めたわけではありません」と明言している。“物語の続きはずっと頭の中にある”と語った美内さんの言葉に、続編を待ち望んでいるファンは胸を撫で下ろしていた。

平凡な少女・北島マヤが、ライバル・姫川亜弓と切磋琢磨しながら大女優・月影千草のもとで才能を開花させていく本作。幻の舞台『紅天女』の主演をマヤと亜弓のどちらが演じるのか、ファンはハラハラしながら今も行く末を見守っている。

■休載から14年! 続きが気になる名作『NANA』
2000年から『Cookie』(集英社)で連載が開始された『NANA』。大崎ナナと小松奈々という同じ名前の女性2人が偶然出会い、人生を歩んでいく物語が描かれている。

作者の矢沢あいさんは、かつて『りぼん』(集英社)にて『天使なんかじゃない』や『ご近所物語』などの名作を生み出したヒットメーカーだ。そんな矢沢さんだが、2009年に療養のため本作を休載することを発表し、14年経った今も連載は再開されていない。

ただ、近年では矢沢さんがイラストを発表したり、展覧会を開催するなど少しずつ活動を再開しているようで、“連載の再開も近いのでは?”とファンは期待に胸を躍らせている。

2009年に発売されたコミックス21巻では、メインキャラクターの身に重要なことが起こった。物語的にも盛り上がっていた矢先の休載とあり、ファンは続きが気になりつつも、矢沢さんの体調を気にかけ、気長に待っているようだ。

■作者急病のため連載20周年で休載! 『スキップ・ビート!』
2002年から『花とゆめ』で連載されている『スキップ・ビート!』は、『美雪&一堂シリーズ』で知られる仲村佳樹さんによる漫画だ。主人公・最上キョーコが、幼馴染でミュージシャンの不破尚への復讐心から芸能界入りし、奮闘していく姿が描かれている本作。

『花とゆめ』の看板作品で2022年に連載20周年を迎えるも、同年10月に休載が発表された。

この発表の数カ月前から体調の異変を感じていたことや、検査を受け、手術をすることになったことを仲村さんは『花とゆめ』公式サイトのメッセージにて明かしている。

だがその後、約4カ月の休載期間を経て2023年2月に連載が再開。いまだ“未完”の名作の結末を、ファンは楽しみにしているようだ。

■原作では未完の結末をアニメで描いた! 『イタズラなKiss』
1990年から『別冊マーガレット』(集英社)で連載が開始された『イタズラなKiss』。明るく前向きな主人公・相原琴子と、眉目秀麗・文武両道というパーフェクトな入江直樹が突然同居することになるという、少女漫画の王道ストーリーが描かれている。

2人の恋の行方をファンはドキドキしながら見守っていたのだが、1999年に作者の多田かおるさんが不慮の事故により急逝。“未完の名作”となってしまった。

のちに、多田さんが遺していた構想ノートの内容をもとに、テレビアニメでは“幻の結末”を描いたエピソードが放送され、見ることが叶わないと思われた物語の結末を知ることができた。

日本のみならず、台湾や韓国、タイなどでもドラマ化している本作。世界共通でファンをキュンキュンさせてくれるラブストーリーの結末を、本当は多田さんの描く漫画で読みたかったと願ったファンは多いだろう。

さまざまな理由などで、休載や未完のまま打ち切りとなってしまっている名作たち。漫画家という仕事はハードワークであるとよく聞くが、名作たちを生み出す裏側で作者たちは身を削って精力をつぎ込んでいるのかもしれない。

ファンは待つことしかできないのが心苦しいのだが、いつか続きが読めることを願って、懐かしの名作たちを振り返ってみてはいかがだろうか。

※全文は引用先で

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