『信頼関係があるゆえに、とんでもない修羅場に巻き込まれた話』
信頼関係が出来上がると、
「ママにだけ相談したいことある」
「相談があるので、時間を割いてくれ」
そうなるとロイヤルカスタマーに近付きます。
うちの店では御夫婦とか、カップルの来店も多いんです。
御夫婦の旦那様からあるとき電話があり
「ママ、ちょっと奥さんに内緒で時間を作ってほしい」
何だろうか。
お店に入る前に待ち合わせの場所に向かい、”内緒”という時点で、
（浮気がバレそうなんだろうな）
とか想像つきますよね。
待ち合わせ場所には、
旦那様のAさんと見知らぬ女性。
（何だろうこのおばちゃん…(次からB子)）
A「こいつがママと話したいと。(モゴモゴ)」
B子「はじめまして、この人とお付き合いしているB子です」
出た～浮気相手を連れてきた。ガクッ。
B子「この人は私とじゃないと生きていけないの、それでも奥さんと別れてくれない」
（昨日、夫婦でお店に来てるよ。目がテン(・・)）
浮気をしたもののAは奥さんにバレたくない。
B子は奥さんにばらすと脅す。
Aは離婚したくない。
B子は離婚をしてもらい結婚したい。
私を味方につけようというのがバレバレ。
はっきりと
「第三者の私にも言っても無駄ですよ」と。
そうしたら、書類が何十枚も出てくる出てくる・・・
念書だ、死んだときには遺産だ、とかの勝手に作った大量の書類。
次の日。
「別れたいけど怖くて別れられない」
とAさんからの連絡。
私は「どうせあの勢いなら家に乗り込むから、それからじゃ遅いから自分で言いなさいよ」とママの威厳で一言。
しかし薄々感じていた奥さんも、一人で来店した時に
「最近おかしくない？」と。
女は気づくものです。
ここは一番立場の悪くない奥さんの味方をしました。
（旦那さんより奥さんとの信頼関係が強い）
弁護士事務所をさがし、
私、スタッフ1名、御夫婦の4人で
「なんであんな人と浮気できるの」
と、濃いミーティング２時間。
それから3週間後。
弁護士からお手紙が届いたB子。
朝の7時から夫婦の家に乗り込み、住居不法侵入と器物損害で捕まりました。
その後の夫婦は、バラバラに来るようになりました。
こんなことを相談してくれるまでになるには、信頼関係を築いた証ですが・・・こんな修羅場は、正直…
