【高校サッカー】前橋育英・MF六平光成、「オレが主役」のコロコロPK!名脇役俳優の父・六平直政の前で決めた【復刻記事】

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【高校サッカー】前橋育英・MF六平光成、「オレが主役」のコロコロPK!名脇役俳優の父・六平直政の前で決めた【復刻記事】

1: 2009/01/04(日) 06:47:04 ID:???0
◆第87回全国高校選手権第4日 ▽3回戦 前橋育英1―0香川西(3日、市原臨海)
前橋育英(群馬)は、俳優の六平(むさか)直政さん(54)の次男のMF光成(3年)が決勝点を挙げ、2001年度以来のベスト8。
前半12分、自身が倒されて得たPK。前橋育英のボランチ六平光成は、ボールを右足でゴール右隅に転がした。まるで日本代表MF遠藤保仁(28)=G大阪=の“コロコロPK”。「キーパーが動かなかったので右に転がすだけだった」。スタンドで観戦した父も「光成はいつも落ち着いてるんだよ」と大はしゃぎだった。
父、とは映画やドラマで活躍中の名脇役俳優・六平直政さん。前線への絶妙なスルーパスで何度もチャンスを作るなど、自分とは違って主役を演じた息子に対し「ピッチが舞台で、ユニホームが衣装。サッカーも芝居も一緒だから、目立ったヤツが上にいける」と熱い視線を送った。光成は中学1年からF東京U―15深川でプレー。「身長が小さかった」ことでユースに昇格できず、強豪校でのプレーを求めて西東京市の実家を離れ、山田耕介監督(49率いる前橋育英に入った。Jクラブからのオファーもあったが、4月からは中大に進学する。父は34歳までアルバイトで生計を立てた下積み時代の経験から「2、3年で消えちゃうかもしれない役者と同じで、サッカー選手も寿命は長くない。じっくり考えて進んでいってほしい」と助言した。
初戦から会場に足を運んだが、自身が出演する舞台のけいこが4日から始まるため、準々決勝以降は観戦に来られない。4強入りした80回大会以来7年ぶりの準々決勝切符をたぐりよせた光成は「(父の)目の前で最後に点を取れて良かった」。父は「必ず優勝できる。長いサッカー人生を全うしてほしい」と、演技ではない最高の笑顔でエールを送った。


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