セルジオ越後「監督の手腕も、選手の個の力も足りなかった」

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セルジオ越後「監督の手腕も、選手の個の力も足りなかった」

1: 2022/12/15(木) 06:21:15.50 ID:FJ2bi9aY9
夢は見た。でも、乗り越えなければいけない壁はまだまだ高くて厚かったね。カタールW杯、日本代表は決勝トーナメント1回戦でクロアチアに1-1の延長戦の末、PK戦で敗れた。目標のベスト8以上を実現できなかった。
クロアチア相手に勝つチャンスはあったと思う。選手たちは粘り強くプレーしたよ。ただ、この試合に関しては森保監督の采配がハマらなかった。グループリーグ(GL)のドイツ戦、スペイン戦では相手との力の差がある中、試合の流れを見て、選手交代で先手、先手を打った。特に、勝たなければいけないスペイン戦での積極的な采配は見事だった。でも、一発勝負で延長戦もある決勝トーナメントに入り、迷いが生じたように見えた。GLの3試合ではハーフタイムに選手交代をしていたのに、クロアチア戦では動かなかった。1-0でリードしているのだから当然という見方もあるかもしれないけど、僕はあそこで手を打つべきだと思ったし、少なくとも後半10分に同点にされた時点ですぐに三笘を入れてほしかった。負けたら終わりで、延長戦、PK戦も想定しなければいけない。采配はもちろん簡単じゃない。森保監督が横内コーチと話す場面が何度もテレビ画面に映っていたけど、相当悩んだのだろう。そして、決断が遅れた。日本が決勝トーナメント1回戦で負けるのはこれで4度目。厳しいけど、まだまだ経験不足ということ。一方、強豪と呼ばれる国は決勝トーナメントに入るとギアを上げる。GLではいくつも番狂わせが起きたけど、決勝トーナメントに入ってからは強豪がほぼ順当に勝ち進んでいる。惜しかった、あと一歩だったと言いたい気持ちはわかるけど、結局、日本は過去3回と同じような負け方をした。その事実は真摯(しんし)に受け止めるべきだ。そうでなければ、いつまでたってもベスト8には届かない。今回は守ってカウンターのサッカーでドイツ、スペインに勝った。
でも、それだけで上位に勝ち進むのは難しい。強豪と五分五分とまでは言わないまでも、4対6くらいに力の差を縮めないといけない。組織的に守れるようになった今、あらためて求めたいのは個の力。
日本には三笘という世界に通用する武器がある。でも、彼ひとりだけでは苦しい。相手に研究される。三笘のようにひとりで突破でき、チャンスもつくれ、ゴールを決められる選手が3人くらいは必要だ。 今回はメディアの報道にも問題があった。ドイツに勝ってからの3日間と、コスタリカに負けた後の3日間の温度差はなんだったのか。スペインに勝って決勝トーナメント進出を決めた後も、ドイツに続きスペインにも勝ったと騒いでいたけど、コスタリカに負けたことをしっかりと受け止めないと進歩はない。また、決勝トーナメント進出を決めた後「森保監督続投か」という報道があった。
ドイツ、スペインに勝ったとはいえ、監督の評価は結果がすべて。彼は目標をクリアできなかった。
決勝トーナメントに進出した監督は、過去にもトルシエ、岡田さん、西野さんと3人いる。森保監督は彼らに肩を並べただけ。過剰に持ち上げるのはよくないし、日本サッカー協会はしっかり大会を総括した上で、次の監督を選ぶべきだ。4年後こそ夢を現実にしてほしい。心からそう願うよ。


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