奥寺康彦「奇跡ではなく、実力の証しだ」

奥寺康彦「奇跡ではなく、実力の証しだ」

奥寺康彦「奇跡ではなく、実力の証しだ」

1: 2022/12/08(木) 06:49:22.30 ID:k6KQ4UMY9
そう興奮して話すのは奥寺康彦さん(70)である。奥寺さんは、ドイツ・ブンデスリーガで活躍した初めての日本人であり、世界をよく知る日本サッカー界のレジェンドである。
「奇跡と言うと選手に失礼な気がします。成し遂げたことは大きい。やればできるんだ日本は!と思わせてくれました」
日本代表はグループリーグの初戦でドイツに2‐1で逆転勝利すると、第3戦のスペイン戦も前半に先制されたが、森保一監督の交代策が当たり逆転勝利。首位で決勝トーナメント進出を決めた。
技術的な部分ではドイツもスペインもかなり上で、その差はまだある。だが一瞬のチャンスを作り出す能力が今回の選手たちにはあった。そのチャンスを逃さなかったのが勝因であり、今の日本代表にはその能力があると、奥寺さんは分析し、力を込めて話す。
「ドイツ戦を現地カタールで見たのですが、一緒に見ていた外国の友人から、勝ってよかったね、すごいねと祝福されました。日本の選手たちをとても誇りに思いました」
ただ、リードしながらも、終了間際に逆転された前回大会のベルギー戦が一瞬脳裏をよぎったという。奥寺さんが続ける。
「逆転しても吉田麻也選手を中心に浮足立つことはなく、ゲームをうまく終わらせる技を身につけ、抜かりなくやりぬきました。ベテランの存在と経験が大きく、若手とうまく融合しましたね」
日本も世界の強豪と並ぶ試合巧者へと、さらに成長すると期待を寄せる。
さらに、奥寺さんは、個々の選手の能力と対応力が試合が進むごとに研ぎ澄まされているという。
とくに堂安律選手については、「スペイン戦でのゴールはキーパーが堂安のシュートが右に来ると先読みをして少し動いたんです。堂安はそれを見逃さず左にシュートした。キーパーは逆をつかれスピードもあるから止められないですね」。
ドイツ戦でも堂安が同点ゴールを決めることができたのは、ポジショニングがよかったからだ。
「点を取る選手というのは、ゴールへの嗅覚が鋭くなり、立て続けにゴールを決めることができるんです。つまり堂安は“持っている”んです」
三笘薫選手については攻撃面だけでなく守備の能力も別格という。日本代表の選手は試合ごとにしっかり修正し、確実に成長しているとも。
「選手はみんなとても器用です。システムや戦略の変更を難なくこなす。その上で結果を残す、素晴らしいですね。これは奇跡ではなく、実力の証しで、日本サッカー界の新たな幕開けです」
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