3.真に自分が望むものを知る 〜行動できる自分に生まれかわるヨガ哲学10か条
こんにちは、セリーナです。
今回は、「行動できる自分に生まれかわるヨガ哲学10か条」の3つ目になる
”真に自分が望むものを知る”についてです。
「行動できるようになりたい!」
そんな想いはあるけれど、そうは言っても、実は真に自分が望むものが何なのかよく分からない。。。
というお悩みをお持ちの方も少なくないように思います。
本日は、ヨガ哲学「タパス(internal Fire)」の教えをベースに、真の自分が望むものを知るヒントをお届けしたいと思います。
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◎あなたの心を金のごとく輝かせてくれるものは熱
情熱を持って何かに取り組んでいる人って、すごく輝いていてカッコイイですよね。
その一方では、あんなに本気になれるものがあっていいな。と思ってしまったり、自分にはそんなに熱意を注いでやりたいことがないなと思うと少し落ち込んでしまったり。誰でもそんな経験があると思います。
美しく輝く純金ですが、最初、掘り起こした時は、他の鉱石と混合されています。
それに熱を注ぎ続けると余計なものが削ぎ落とされ、最終的に金だけが残るのだそうです。
ヨガの教えに「タパス」というものがあります。
”燃やす”とか”内なる火”、”自律”という意味があります。
欲望や雑念に執われることなく、真の自分に近づくことに情熱を注ぐという教えで、私たちが勧んで行うと良いとされる教えの1つです。
私たちの考えや思いは1つに定まることがなく、風のように流れ、また、雑念の中に埋もれてしまいがちです。それでも熱意を持って「行動」という行いを続けていくと、雑念や余分なことが削ぎ落とされていき、まるで純金が美しく輝くように私たちの「望み」もはっきりと見えてくるとヨガは教えています。
◎その目標の定め方、自分を苦しめていませんか
情熱を持って物事を取り組むと決めた時、同時に「目標」を定める人も少なくないと思います。
目標は結果を出しやすくするために設定をすると効果的です。
でも、目標の定め方を間違ってしまうと自分が苦しくなってしまったり、欲しい結果を手に入れることができないこともあります。
◎数字を追わない
目標を設定することで、自分が苦しくなってしまったり、欲しい結果が手に入らない代表例が数字を追ってしまうケースです。 例えば、ダイエットをする時に◎キロになるぞ!と設定するのはオッケーなのですが、数字だけを追ってしまうと実は自分を苦しめ結果も出づらいという報告があります。
本当に自分が見るべきは、日々の食事、ストレスとの向き合い方、運動量、このような自分自身です。
数字を追ってしまうと本来はセルフケアに熱意を注ぎたいところが、焦りと苛立ちを駆り立てしまうのです。
他の例でいうと、成績や出世なども数字に捉われてしまうと、何が何でも結果を出したいという執着心から、本来自分が感じるはずの幸せや安堵を感じられなくなり結果、幸せから遠のいてしまうということもあります。
目標を定め熱を注ぐ対象は、自分自身です。自分の心身レベル、精神レベルが最高の状態であれるよう、情熱を熱意を持って日々を過ごすことができれば、毎日が幸せと喜びで満たされていきます。
人生の目的が明確になると決断できる
初めは何となくであっても、熱意を持って何かを取り組んでいくことで雑念や余分なものが削ぎ落とされ、時期に本当に望むことが見えてきます。 真にやりたいことが見つかってから情熱を注ぐのではなく、何となくやりたいことを見逃すことなく熱意を持ってやっていく。そうすれば、あなたを金のごとく、ダイヤモンドのごとく輝かせてくれるものに出逢えるはずです。 美しい金も最初は他の鉱石に混じり輝けていなかったことを常に心の隅に置いておきましょう。