#1 私

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#1 私

大人になるにつれ、薄れていく幼い記憶。

それは、私も同じで。
幼い記憶は、断片的にしか思い出すことはできない。

ひとは、こころに傷を負うと。
その出来事を忘れようと、記憶に蓋をする。

……私の記憶が断片的なのは、普通のことなのか。
はたまた、その”傷”のせいなのか。

自分で言うのもなんだが、私は心が強いと思う。
その理由としては、今後書いていく日記で分かると思うが……。

確かに”傷ついている”、のに。
私は、”それ”を忘れたふりして笑うことができる。

よく、ドラマや漫画で見るように。
塞ぎ込んだりはしない。

だから、私はこころが強いんだと思う。

これから書いていく”過去日記”は、私の記憶で書かれていく。
でも、自信はない。

冒頭にも書いたように、記憶は断片的だ。
それに、私は幼いころからよく妄想していたように思う。

なので、この記憶は本当に起きたことなのか。
それとも、私が作り出した妄想なのか。

それを判断するには、私自身が曖昧なので難しい。

曖昧なまま書いているときは、正直に申告する。

ただ単に、読み物として楽しんでいただけたらと思う。
私は、ここに全て吐き出すことで嫌なものを置いていこうと思う。

ただ、それだけ。
それだけの、”過去日記”。

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