高木さん監督「原作者サイドから唯一言われたのは、高木さんと西片の恋愛に第三者を置かない事」

高木さん監督「原作者サイドから唯一言われたのは、高木さんと西片の恋愛に第三者を置かない事」

高木さん監督「原作者サイドから唯一言われたのは、高木さんと西片の恋愛に第三者を置かない事」

1:   2024/06/13(木) 11:57:48.20 ID:7McbRWV30
それが一番大事😌

――原作から10年後を舞台にした物語が描かれます。高木さんと西片、2人の現在をどう考えていきましたか?

原作にはない時間ですが、原作のスピンオフにあたる『からかい上手の(元)高木さん』という、2人が結婚して子どもがいるコミックがあります。その辺のことも頭に置きつつ、映画では、原作やアニメ版とはまた少し異なる一種のパラレルな世界を考えていきました。というのも、映画の撮影は原作の完結(2023年10月)より前に始まっていたんです。原作では最後、中学生時代に「好き」と伝えますが、映画を作っているときには、そういった展開は知りませんでした。ただキャラクターはズレないようにと、そのことはきちんと気を付けて作っていきました。

――高木さんと西片は恋人にもなっていませんし、西片にいたっては「好き」の感情そのものがまだ分かっていない状態のまま10年経っています。監督にとっても新鮮で面白いと感じる関係でしたか?

中学生からの10年後を描くとなったときに、通常だとその間に他の誰かと恋愛しているなど、物語に新たな第三者を置きがちです。でもこの作品では3人目を置くのはやめようという話になりました。原作者(山本崇一朗氏)や出版社サイドも唯一「それはやめてほしい」と言っていましたし、自分でもこの原作で第三者を置くということに興味はなかった。原作ファンも「この2人のどちらかが、他の人を好きになる可能性ってある?」と考えると思ったし。その条件下で、どう2人の気持ちが変わっていくのかを考えていきました。
“第三者を置かない”という、ベタな作劇にならないこの設定を、僕自身が楽しんでできたところはありますね。あと「好きな気持ちや恋愛が分からない」といった人物像については今まで何度も扱ってきたテーマですし、他の人を好きにならずに10年間一途でいるという関係も、この原作と島の空気ならそれほどファンタジーにならない気がして。現実世界にも全然いますからね、そういう純粋で一途な人は。

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