元妻が起こした民事訴訟の判決などによると、教頭は令和元年までの16年間にわたり、8人の女性と不倫関係にあったとされる。判決は「期間を重複しながら極めて多数回の不貞行為に及んだ」「その態様は極めて悪質」などと教頭を批判した。
教頭は不倫の疑いが浮上した当初、元妻に対して不倫を認めていたとされるが、訴訟では一貫して否定。出廷を求められるも「適応障害」の診断を受けたことなどを理由に拒んだ。判決は被告としての態度を「誠実なものとは到底言い難い」と指摘した。
目を疑うのは、元妻が訴訟で証拠として提出した教頭の教職員手帳。当時の不倫相手とみられる女性らの容姿や性格、仕事ぶりなどを「○」「×」や点数で細かく評価していた。不倫を疑われてごまかせたとみられる人らを記録したリストもある。