起訴状などによりますと、元・愛知県警機動隊の巡査長で千種区の無職・井上陽被告(28)はことし4月に東区の駐車場に止めた車の中で20歳の女性に性的暴行を加えた罪と、おととし5月に北区の集合住宅の階段で、8歳の女の子に自身のわいせつな行為を見せつけた強制わいせつの罪に問われています。
28日に名古屋地裁で開かれた初公判で、井上被告は女性への性的暴行について「被害者の同意があったと思います」と起訴内容を否認しました。
また、女の子に対するわいせつ行為については「事実と異なります」「至近距離ではなく、見せつけてもいません」などと起訴内容を否認しました。
続く冒頭陳述で検察側は女性への性的暴行について「手軽かつ金をかけずに女性と性交したいと考えていた」とした上で、女性がツイッターでパパ活の相手を募ったところに井上被告が約束を取り付けたと指摘。
会った際に名刺を見せて警察官だと明かし「性交に応じなければ警察を通じて親や学校に知られることになる」などと脅して犯行に及んだと述べました。
また、女性に今後も月に1度の頻度で性交に応じるよう求め、犯行の9日後にはインスタグラムのDMで「返信待ってるよー」とメッセージを送っていたと明らかにしました。
女の子へのわいせつ行為については「抑えきれない性欲発散のため、女の子らに『探し物を手伝ってほしい』などと声をかけて現場に誘い入れ、女の子に自身のみだらな行為を見せつけた」と指摘しました。(以下ソース)