闘病マダム Ⅱ

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闘病マダム Ⅱ

            MRIの経験

形容しがたいブラックホールの中で響くような音。耳障りな機械的な振動。
MRIの内部でしばし寝転んで頭の断面を撮る。
前に脳の片方が空洞だと言ったが、ふと疑惑。だったら頭の左右の重さのバランスはどう説明するのか?
今度病院の定期健診に行くときにドクターに聞いてみよう、今更ながら。

          中高の学生時代

自分の中学時代のあだ名は「宇宙人」だった。
当時あるSF漫画にハマり、そこに出てくる男性に恋狂いをしていた。授業中も窓から外をボーと眺め、彼の訪れを夢想していた記憶がある。けっして有りえないだろうに!
ちなみに件の漫画は今も家にある。

高校時代は二年生の一年間だけものすごく勉強をした。人生ではじめての没頭だったが、そのキッカケが普通ではないらしい。とある受験校が舞台の漫画にはまったのだ。勉強が出来ることがカッコいいと洗脳させられるバイブル漫画だった。高校三年生になって憑き物が落ちたように元の状態に近くなったが、それでも大学受験にストレートで入れたのは、あの一年の頑張りのおかげと信じている。
ちなみに件の漫画は今も家にある。

            大学生活

関西の実家を出て東京の大学に入った。やはり環境が激変したせいか私の神経もずれていった。
いろいろな要因はあったと思うが、身体が悲鳴を上げたように感じて私はクリニックを受診した。さいしょの近くの病院のドクターは対面して話をするのが苦痛だった。相性が悪いと判断して病院を変えた。
次のドクターは包容力ありそうな癒されるタイプだった。
以降、長く彼にお世話になることになる。

結論だが私は知能は普通にあるが発達障害と診断された。
その話は考えると苦しくなるので今は割愛。

次は脳梗塞で入院した最近のリハビリ記録の話をします。

                           (つづく)
            

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